2012/03/01

「GOHON/本」最終日&栗本百合子さんレクチャー



「GOHON/本」展最終日には、栗本百合子さんにレクチャーをして頂きました。

約120冊の美術手帳と十数冊のお気に入りの本を展示して下さった栗本さん。
今回展示してある本の選定の基準や、好きなジャンル、読んだ本が制作に影響を与えることはあるのか等いくつか質問をさせて頂いたところ、意外な事実や心から共感できるご意見などを頂戴でき、とても楽しく充実した内容のレクチャーとなりました。

今回の「GOHON/本」展では作品ではなく持っている本を展示するということで、作品とは別のフィルターを通しての作家さんを知ることができた様に思います。本が制作に影響を与えたか否かは別にしても、やはり作家さんの一側面を知ることによって作品を見る目に新しい要素が加わります。私は、本棚はその人の人生の一部というか分身と言ってもいいくらいの重要な存在だと思っているので、その一部を見せて頂けた今回の展示はとても興味深いものでした。



あっという間に1ヶ月が過ぎ、全ての本を読むことは叶わないまま搬出作業です。
冊数が多いので紛失などが起こらないよう緊張の1ヶ月でしたが、無事、全ての本をお返しすることができました。

展示して下さった作家の皆様、御来場頂いた皆様、ありがとうございました。

高橋